あの人にインタビュー - C+F研究所 ティム・マクリーンさん 高岡よし子さん

C+F研究所 ティム・マクリーンさん 高岡よし子さん

C+F研究所 ティム・マクリーンさん 高岡よし子さん

今回は、C+F研究所 代表取締役 ティム・マクリーンさんと取締役 高岡よし子さんのお二人にインタビューをさせて頂きました。 C+Fは、静岡県の伊豆を拠点に自己成長や心身の健康、癒しといった分野におけるパイオニアとして、 100冊近い本の著作・翻訳、講演、研修、ワークショップなどを手がける他、各分野の優れた人材を輩出。 C+F研究所としては、心理学の最新の潮流であるトランスパーソナル心理学をベースとして、個人の精神的成長のみならず、対人関係や仕事、家庭など、日常生活の質を向上させるため活動を行われています。

(2006年11月24日)

今回、お二人のインタビューは、時間に追われて毎日過ごす日本人が見失いかけている「自然との関わり」をもう一度再確認することの大切さについて多くの興味深いお話を聞くことができた。

現代の日本の世の中といえば町は多くのビルが立ち並び、テレビ、雑誌、ラジオ、インターネットなど多くのメディアから膨大な情報が溢れ、人々は膨大な情報に彷徨い、自分を見失い、情報リテラシーという渦の中に飲み込まれている人々も少なくない。そんな渦の中、鬱や生きる気力を失った人たちが出てきているのも現代の情報の氾濫や近代化を象徴するものでもあろう。

お二人はそれら先進国が生んだ現代の人々が抱えるすべての悩みの原因は「自然離れ」にあるという。大昔から人間は、自然の恩恵を受けて暮らしてきた。太陽、水、植物、多くの自然の恵み、パワーを受けて生きてきた。人々は自然によって生かされているということを心から感じ大地の恩恵に感謝することを忘れてはならない。そうしないと本当に自分自身の首を絞めていくことになる。母なる大地に甘え、資源をどんどん取っていっても何とかなるのではないかと考え、地球に対して子供的な接し方をしていることが今の世の中を生んだという。

そういう自分自身の生き方をもう一度謙虚に自然と共に振り返る上でも、スピリチュアル、SQなどということが注目されてきたのも当然の自然の摂理であろう。

お二人は現在、静岡県の伊豆に住んでいらっしゃる。そこは山と海に囲まれ、人が日常を離れて深い癒しを体験できる場所がたくさんあり、他にも伊豆は温泉も豊富で、癒しのスポット、パワースポットとしては大変良い場所だ。もともと東京に住んでいたお二人は、伊豆に移り住んだことで改めて気づくことがたくさんあったという。

たとえば海と山があることでそれらが目印となり方向性がはっきりして自分の居場所を間違えることはない。たまに東京に来ると方向性を失う時がある。それは、周りがあまりにも建造物だらけで自然がないために起こるという。人間というのは昔から太陽の方向、星の位置などを確認し、自然の中に居ないと方向性を失いかけるからだとお二人はいう。

また東京から伊豆へ移り住んだことで孤独感から開放され、自然の豊かさを感じられることで孤独感が消えていくのを感じたこともあったと高岡さんは語った。

「人それぞれに魂が求める場所があると思います。ワークショップなどをやるときも私たちがみんなを癒すというよりも、周りの自然が癒してくれているのです。そうやってエネルギーを頂きながら毎日を過ごしています。傍から見ると、自然に囲まれているとのんびりしていられるというイメージを受けますが、
逆に自然からエネルギーをもらうことでダイナミックに仕事ができるわけですよ。要するに深く自然に根ざせば色々なことに挑戦するエネルギーを頂くことができるんです。」

生きるということは常に自然と繋がっているということ改めて実感させられたお話だった。

そして最後に、活き活きと生きる、自然と生きる、ということについてティムさんは語ってくださった。

「第3世界の子供達から私達の先進国の子供達をみればそこに活き活きさを感じないでしょう。傍から見れば第3世界の人々は貧困、病気、など多くの問題を抱えて生きていますが、実際にそこで暮らす子供達にあってみると本当に心の底から活き活きしていることが伝わってきます。なぜあんなにも活き活きしているのかというと、第3世界はまだ自然が残っていたりということもありますが、何よりも”生と死”が身近な存在としてあるからなのです。たとえば死に関して言えば路上で死んでいく人、殺される人、などが町じゅうに溢れ、死ということが身近にあるのです。それは、逆に生きることへの感覚というものが死を自覚することではっきりしてくるのですよ。生に関しても、家で出産する現場を子供達は目の当りにして感情が大きく揺さぶられることで生命力の尊さを感じているのです。

私達は、先進国に居ながらどうあの生き生きさをだしていくのか、あの笑い、笑顔、心から活き活きした人々の情景が、どのくらい東京で見えるだろうか?人間の本当の活き活き生きした姿を失わないように私達は日々アプローチしているのです。私達C+Fの活動も自然と共に暮らすことの通過儀礼として行っているのです。もともとの人間はとても強い生命力を持っているのです、本当に一人、一人がダイナミックに生きれるということを伝えていきたい。そして自然と繋がることを失いかけた人々を、再び大いなる自然と内なる自然に繋がっていけることを心から願っています。」

今回のインタビューで「自然離れ」という現象が、人間の生命力をこれほどまでに奪っているという事実に驚きを隠せなかった。
その反面、お話の内容はすっと心に入っていったというか、腑に落ちた自分がいた。
これが、忘れていた自然と共に生きる意味を再確認させられたということなのかもしれない。

関連リンク:C+F研究所

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