
この「木精占い」は、樹木への畏敬の念と感謝の思いがベースとなっています。
基本となるのは古代ケルトに伝わる守護樹神話です。ケルトとは、紀元前7~8世紀頃を始まりに、アイルランドやウェールズ、スコットランド、フランスのブルターニュ地方などに広がった民族のことを指します。
2500年以上の歴史を持つケルト文化は、ギリシャ思想やキリスト教が作り出してきた世界観と並んで、西洋文化の源流と言われています。
古代ケルトの人々は何よりも自然へと敬意を払い、日本人と同じように、万物には精霊が宿っていると信じました。水や火や風や大地など、物言わぬ者たちの声を聴き、神託としたのです。特に樹木を神聖視し、宇宙樹の思想を「樹木の教え」へと昇華して、聖なるメッセージとして伝えました。
「一本一本の樹木には神秘的な意味があり、私たち人間に生きる知恵を与えてくれる」
自然に宿るものを、日本人は八百万(やおろず)の神々と呼び、ケルトの人々は精霊と呼んだ。それだけの違いです。
木精とは、樹木に宿る神様や精霊のことなのです。また、御神木(ごしんぼく)なる守り神として、その土地に住む人々の心の支えとなっていく樹木たち。あなた自身も、神話や伝説の世界ではなく、もっと身近な感覚として、樹木に宿る神々が見守っていることに気づくはずです。
地球上の遠く離れた場所で、同じような考え方が存在している事実には、不思議な感動を覚えることでしょう。
世界は、ひとつに繋がっているのです。誰もが自然の中の一部分であり、この世に生きていることそのものが神秘であり、喜びなのです。
残念なことに現在では、樹木の力を信じられる人は、とても少なくなりました。樹木や自然の恵みに感謝することは、命の確かさを信じること。私たち人間は、文明の進歩とともに忘れてしまったものを、思い出すときが来ているように思います。
「木精占い」は、ウッドセラピスト杉原梨江子さん監修によるコンテンツです。
それぞれの守護樹についてもっと知りたい人は、ブログ「木精からのメッセージ」や、書籍『木精占い~古代ケルトから伝わる樹木のメッセージ~』をご覧ください。
樹木のイラストは、すべて安井寿磨子さんによるものです。